海外でカジノに行くとなったときに、どのような服装でいいかわからずにお困りではないでしょうか。
きっちりしたタキシードや豪華なドレスを着ているイメージがあるかもしれませんが、実際はドレスコードがそこまで厳しくないカジノが増えています。
この記事ではカジノでのドレスコード・服装について紹介します。
- ドレスコードとは
- ドレスコードの種類
- 国や地域別のドレスコード
- カジノに持ち込めないアイテム
この記事を読むことで自信を持ってカジノに行けますので、最後までご覧ください!
カジノのドレスコード
ドレスコードの概要と種類について解説します。
ドレスコードとはTPOに合わせた服装
ドレスコードとは、時間帯や場所、場面にふさわしい服装のことです。ホテルのディナーや結婚式など、さまざまな場面でドレスコードが定められています。
もし決まりがなければ、高級レストランの食事なのに短パンにサンダルで食事をする人がいるかもしれません。これでは、せっかくのムードが崩れてしまいますよね。
そこでドレスコードで服を統一することによって、雰囲気を崩すさずに済みます。
カジノでもドレスコードは決まっています。場所によってはドレスコードがなく、Tシャツとジーパンのようなカジュアルな格好で利用できるカジノも増えてきています。
ドレスコードの種類
ドレスコードは細かく分けていくと合計で7種類になります。しかし、カジノで全てのドレスコードは必要ないため、重要な4つのドレスコードについて紹介します。
フォーマル
フォーマルはもっとも格式の高い服装で、正礼装や正装と呼ばれます。そして、昼と夜によって推奨される服装は異なります。
男性
男性であれば昼はモーニングコート、夜はタキシードを着用します。
モーニングコートとは、シャツとベストに黒い上着を羽織り、縞柄のパンツを合わせた服装のことです。結婚式で新郎新婦の父親が着ているのを見たことがあるのではないでしょうか。
タキシードはシャツ以外を黒で統一し、ボウタイを着けましょう。
女性
女性は昼にアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスを着ます。
アフタヌーンドレスとはスカート丈がくるぶしか、それ以上の長さがあるドレスです。襟の開きは少なく、7部袖以上あるなど露出を抑えた印象があります。
イブニングドレスは胸元や背中まで大きく開いており、露出が多いドレスです。スカート丈は長く、足の甲〜地面につくほどのロング丈です。
セミフォーマル
セミフォーマルはフォーマルの次に格式のある服装で、準礼装と呼ばれます。フォーマルと同様に昼か夜で着る服装が変わります。
男性
男性は昼にディレクターズスーツ、夜にブラックスーツを着用します。
ディレクターズスーツとは、モーニングコートをより簡易的にした服装です。ストライプ柄のパンツを履き、白シャツにベスト、黒のジャケットを羽織ります。
上着がモーニングコートのように長い丈ではなく、一般的なスーツと同じくらいの長さです。
ブラックスーツとはその名のとおり、ジャケットとパンツが黒で統一された服装です。
ビジネスで着用されるスーツよりも、より深い黒色が特徴ですね。
女性
女性は昼にセミアフタヌーンドレス、夜はカクテルドレスを着ます。
セミフタヌーンドレスとは、光沢感のない同色で無地のドレスです。スカート丈は膝下ほどであり、長すぎず短すぎない長さです。
アフタヌーンドレスと同様に、胸や背中の露出は抑えられています。
カクテルドレスとはスカート丈が膝上でも問題なく、袖なしなど露出が多めのドレスです。明るいカラーのドレスも多く、結婚式の2次会でも着用されています。
インフォーマル
インフォーマルはフォーマルとスマートカジュアルの中間的な服装で、略礼装とも呼びます。昼と夜での区別がなく、結婚式の一般ゲストが着用します。
男性
男性はブラックスーツかダークスーツです。日常的に着ているスーツとあまり変わりませんが、少しドレッシーな服装となります。
シルバーやグレーを採用しても構いません。
女性
女性の服装には細かい決まりはありませんが、カジュアル感が出ないドレスを着ることが求められます。
またドレスだけでなく、センタープレスされたパンツでも大丈夫です。
スマートカジュアル
スマートカジュアルは、普段着よりもきちんとてしており、エレガントな服装です。
男性
男性はジャケットにパンツというスタイルが定番です。セットアップで決めていもいいですし、上下で色や素材が違う服を着ても大丈夫です。
女性
女性は白ブラウスにパンツの組み合わせや派手すぎないワンピースなどを着るといいでしょう。
カジュアルすぎなければ問題ないため、最近のトレンドを取り入れても良いですね。
そしてこのような指定がない場合はカジュアルに分類されます。カジュアルであれば、Tシャツやジーンズ、スニーカーなどのラフな格好でも大丈夫です。
国や地域ごとのカジノの服装・ドレスコード
カジノのドレスコードは国や地域によって異なります。自分が行く国のカジノでは、どのような服装が適しているか確認しましょう。
アジア
日本ではカジノが認可されていませんが、お隣の韓国やマカオなどではカジノプレイヤーで賑わっています。アジアでは基本的にドレスコードがありません。
韓国
韓国にはカジノが17店舗あり、「韓国のハワイ」と言われる済州島には8つもカジノが運営しています。
日本からの距離も近く、ほとんどのカジノで日本語を話せるスタッフがいるため、安心して利用できておすすめです。
服装も基本的にカジュアルで大丈夫です。Tシャツやジーンズでも入場できますが、あまりにもラフなサンダルや露出が多すぎる短パンでは入場できないこともあります。
マカオ
マカオは約40店舗のカジノがあり、カジノの売上がもっとも多い都市です。リゾート地であるため、高級リゾートホテルと一体化したカジノが多くあります。
マカオは韓国と同様にドレスコードはありません。特に大型施設であれば、ノースリーブやハーフパンツなどかなりラフな格好でも入場できます。
シンガポール
シンガポールでは2010年にオープンした「マリーナベイサンズ」と「リゾートワールドセントーサ」という2店舗のカジノがあります。
どちらも大型カジノであるため、ゲーム数も多く一日中楽しめることでしょう。
シンガポールもドレスコードはなく、カジュアルな服装で入場できます。ただし、ビーチサンダルやスリッパ、ショートパンツでは入場できないため要注意です。
北米
北米にはアメリカのラスベガスやニューヨークがあり、カジノが非常に栄えています。スーツやドレスでビシッと決めるイメージがあるかもしれませんが、服装の制限はかなり緩和されています。
ラスベガス
カジノといえばラスベガスが浮かぶ人も多いのではないでしょうか。観光地としても有名で、五つ星ホテルが多数あります。
意外にもラスベガスのカジノには厳しいドレスコードがありません。時代とともにルールが緩和され、気軽に入場できるようになりました。
ただし夜はスマートカジュアル以上が良いとされるため、ジャケットや革靴などきれいめな服装であれば安心です。
カナダ
カナダでは13ある州のうち、8つの州でカジノが認可されています。オリンピックが開催されたモントリオールには世界最大級の「カジノ・ド・モントレアル」という大型カジノがあります。
カナダのカジノもアメリカと同じくカジュアルな服装で大丈夫です。
ヨーロッパ
ヨーロッパはカジノ発祥の地です。歴史もあるため、格式の高い服装が求められます。
イギリス
イギリスでは80店舗以上のカジノが運営されています。なかでも首都のロンドンでは25店舗のカジノがあり、会員制の格式高いカジノが多い傾向にあります。
このような格式のあるカジノでは服装はフォーマルやインフォーマルが求められ、男性はタキシードやスーツ、女性はドレスを着なければなりません。
しかし、全てのカジノでフォーマルが求められるわけではなく、スマートカジュアルで問題ないところもあります。
ドイツ
ドイツのカジノには歴史があり、中でも有名な「カジノ・バーデン・バーデン」は約250年前に作られた建物を利用しています。
豪華なシャンデリアや壁や天井に絵があるなど、「世界一美しいカジノ」と言われています。
ドイツのカジノはインフォーマルやセミフォーマルが基本で男性はスーツ、女性はロングドレスを着用することが多めです。
フランス
フランスには100店舗を超えるカジノがあり、パリから電車で15分もあれば行ける温泉地のアンギャン・レ・バンが人気です。カジノで楽しめるだけでなく、天然温泉で疲れた身体をリラックスできます。
フランスのカジノはイギリスやドイツほど厳しくなく、スマートカジュアルあるいはTシャツやジーンズでも入場可能なカジノがほとんどです。
一部の店舗ではジャケットやネクタイの着用、女性であればドレスが求められる場合もあります。
モナコ
モナコはセレブが集まる人気の国で、カジノもハイローラーが多く集まります。
1878年に開館した「カジノ・ド・モンテカルロ」が有名で、モナコを象徴する歴史のあるカジノです。
セレブが集まる国ですが、カジノでのドレスコードは基本的にありません。
オーストラリア
あまりカジノのイメージがないかもしれませんが、オーストラリアでもカジノを楽しめます。シドニーやメルボルンなど主要都市にはカジノが1つあるので、観光ついでにカジノに寄るのもおすすめです。
オーストラリアではスマートカジュアルが基本です。男性はシャツにスラックス、女性はワンピースを着るといいでしょう。
アフリカ
アフリカではエジプトや南アフリカなど21カ国でカジノが遊べるなど、近年開発が進んでいます。
エジプトのカジノは5つ星の最高級ホテルと併設されていることが多く、内装が豪華で高級感が味わえます。スマートカジュアルが基本となりますが、カジュアルな服装でも構わないカジノもありますよ。
カジノの持ち込み禁止アイテム
不正ができないようにするために、どこのカジノであっても以下のように持ち込みが禁止されている物があります。
- 帽子
- サングラス
- カメラ
- ポケットが多い服装
- ロングコート
- 大きな荷物
スーツケースやリュックなどの大きな荷物に関しては邪魔になるため、クロークに預けましょう。貴重品を入れられるような、小さいバッグを準備しておくと役立ちます。
またスマホは持ち込み可能ですが、カジノ内で写真や動画を撮影することは禁止されていますので注意しましょう。
カジノのドレスコードのまとめ
この記事ではカジノのドレスコードについて紹介しました。
- ドレスコードとはTPOに合わせた服装
- ドレスコードはフォーマル、セミフォーマル、インフォーマル、スマートカジュアルの4種類分けられる
- ヨーロッパのカジノではフォーマルやセミフォーマルなどの格式高い服装が求められる
- ヨーロッパ以外はスマートカジュアルかカジュアルなど、ドレスコードが厳しくないカジノがほとんど
- カジノの持ち込み禁止アイテムは持っていかない
カジノのドレスコードは厳しいイメージがあったかもしれませんが、意外にもほとんどのカジノではきっちりした服装でなくても入場できます。
海外旅行のついでに、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。最後までご覧いただきありがとうございました。