
ポーカー用語は、ポーカーのアクションやシーンを1単語で手早く伝えることができる優れものであり、使いこなすとかっこいいものでもあります。
また、ポーカーをはじめるなら、ポーカー用語はなくてはならない知識。ポーカー用語ばかりで何を言っているのか分からないポーカー動画やポーカー解説もあるからです。
ただし、今は分からない動画や解説も、一度ポーカー用語を覚えたら「そういうこと!」と劇的にポーカーの理解度が上がる動画や解説に変わります。
もし、ポーカー用語でつまずくなら、ぜひ、こちらのポーカー用語からはじめてみてください!
- ポーカーにポーカー用語が必要な理由
- ポーカーの流れが、ポーカー用語4つで伝えられる
- ポーカーのアクションとポジション
ポーカーを楽しむなら、知っておくとよいポーカー用語を超初心者向けに解説していきます。

初心者こそポーカーの用語を覚えよう!

ポーカー初心者こそ、ポーカーの用語を覚えることをおすすめします。覚えることによってゲームの流れやチップの賭け方などが頭に入ってきやすいです。
他にもポーカーの用語を覚えることでメリットがあるので、解説していきます。
- 勉強する際に解説で出てくる
- ハンドを討論する際に伝わりやすい

勉強する際に解説で出てくるから
ポーカーのプレー上達のためにネットや動画で解説を見る人は多いと思います。その際に、解説ページや動画には必ずポーカー用語が出てきます。
ポーカーの用語を理解できていないと、せっかく勉強をしているのに理解するハードルがさらに高くなってしまいます。

ハンドを討論する際に伝わりやすいから
少しポーカーをプレイすると、「あのハンドなら、どういう考え方で進めたらいいの?」とポーカー道の先輩たちへ質問したいことに出会います。
ゲームを見ていない人に進行を伝えるなら、ポーカー用語で簡潔に伝えることが可能です。
たとえば、「隣の人が$10で、その隣の人が$5で、そのまた隣の人が途中でやめて…」と伝えるより「UTGベット→フォールド→コール→レイズ」で状況が伝わります。
ポーカーの用語集一覧!【シチュエーション別英語付き】
こちらでは、テキサスホールデムとオマハといった、ハンドと合わせて役を作るコミュニティカードを使うゲームでの説明を主に解説します。
まずはじめに、こちらで解説するポーカー用語を簡単にまとめた一覧表が下記です。
※表は右にスクロールできます
ポーカー用語 | 英語 | 簡単な意味 |
プリフロップ | Pre flop | ハンド2枚がプレイヤーに配られるラウンドのこと |
フロップ | Flop | 場に最初に配られる3枚のカードのこと |
ターン | Turn | フロップの次に、場に配られる1枚のカードのこと |
リバー | River | ターンの次に、場に配られる1枚のカードのこと |
チェック | Check | チップをかけずアクションを終えること |
ベット | Bet | ラウンドで初めてチップをかけること |
コール | Call | 他プレイヤーのベット・レイズと同額チップをかけること |
リンプ | Limp | プリフロップでビッグブラインドと同額チップをかけること |
レイズ | Raise | 他プレイヤーのベット・コール・レイズより多い額のチップをかけること |
チェックレイズ | Check-Raise | チェックした後、他プレイヤーがチップをかけ、その後でレイズすること |
フォールド | Fold | チップをかけず、ゲームからおりるアクション |
マック | Muck | 伏せたままカードをフォールドすること、または、フォールドしたカードを集める場所 |
スリーベット | 3bet | ラウンドで2回目のレイズ、リレイズとも言う |
ドンクベット | Donk Bet | 前ラウンドでレイズしたプレイヤーより先にベットすること |
コンティニュエーションベット | Continuation Bet | プリフロップで最後にレイズしたプレイヤーが、次のラウンドでもベットすること |
オールイン | All-in | 全てのチップをかけること |
アンダーザガン | UTG(under the gun) | ビッグブラインドの左で、最初にアクションするポジション |
アーリーポジション | Early | アンダーザガンとその左隣をまとめて呼ぶポジション名 |
ミドルポジション | Middle | アーリーポジションからカットオフの間、3席まとめて呼ぶポジション名 |
レイトポジション | Late | カットオフとスモールブラインドをまとめて呼ぶポジション名 |
カットオフ | Cut off | ボタンの右隣のポジション |
ボタン・BTN | Button | プレイヤーの中で場所を示す目印のこと、ディーラーボタン・ディーラーということもある |
ブラインド | Blind | スモールブラインドとビッグブラインドのことで、ボタンの左からスモール→ビッグと順番に割り振られるポジション |
ブラフ | Bluff | 弱いハンドで相手をフォールドさせるためベット・レイズのアクションを選ぶこと |
ドローイングデッド | Drawing dead | 勝つみこみのない勝率0%の状況のこと |
フリーロール | Freeroll | 引き分けか勝つ見込みのある状況のこと、または、無料で参加できるスポンサー付きトーナメント |
ヘッズアップ | Heads-up | プレイヤー2人でポーカーをすること |
ナッツ | Nuts | そのラウンドやゲームで、誰よりも強い役ができているハンドや役のこと |
スーツ | suit | トランプのマークのこと(ダイヤ・ハート・クラブ・スペード) |
スーテッド | suited | 2枚以上のカードでスーツが同じこと |
オフスート | Off suit | スーツがバラバラなこと |
キッカー | Kicker | どの役にもならないあまりのハンドで、役が同じときの判定材料になる |
アウツ | Outs | 場に配られれば勝てるカードのこと |
オッズ | Odds | 勝つ確率や勝つために必要なカードが配られる確率のこと |
ポットオッズ | Pot Odds | ポッドを全部得るために必要なかけ金とポッド額から計算する割合や確率のこと |
スロープレー | Slowplay | 強いハンドを弱そうに振る舞い、ポッドを増やすアクション |
バンクロール | Bank roll | ポーカー用の資金総額 |
バイイン | Buy-in | ポーカーに参加するためはじめに支払う参加費やチップのこと |
バッドビート | Bad beat | 強いハンドで負けるようなポーカーでの不運 |
フィッシュ | Fish | へたなプレイヤーやチップをムダに失うプレイヤーのこと |
レーキ | Rake | カジノ店や開催側が受け取る手数料 |
キャッシュゲーム(リングゲーム | Cash game(Ring game) | チップがあればいつでも参加できるポーカーゲームのこと |
トーナメント | Tournament | チップを失うと負けて、最後の1人になるまでゲームを繰り返すポーカーの試合形式 |
テル | Tell | ハンドが弱いときに出るプレイヤーのクセ |
ティルト | Tilt | チップ損失から立ち直れず、ブラフでレイズしまうような、冷静さを欠いた状態 |
まず、ポーカー用語の説明に必要な用語は下記の3つです。
- ハンド:手札
- ボード:ポーカーテーブル中央あたりの“場”
- コミュニティカード:表で場に配られるカード、他プレイヤーと共有するカード
こういう単語があるんだなということを頭に入れて読んでくださるとOKです。
後ほどイラスト図解もありますので、ポーカー用語を読み進めながら理解を深めていきましょう!
ポーカーの用語集!【ゲームの流れ編】
1言で、ゲーム進行とカードの順番・場所も1単語で明確に伝わるポーカー用語があります。
こちら4つのポーカー用語を覚えると、ポーカーのゲーム解説を読んだり聞いたりするときの理解度が深まるので、最初に覚えておくと便利です。
プリフロップ (Pre flop)
まず、プレイヤー全員に最初にハンドが2枚配られた状態のこと。
ハンドは自分だけが確認します。
ハンドの善し悪しで、ゲームに参加するか下りるかを考えます。
このとき、テーブル中央の場(ボード)に、カードはありません。
フロップ(Flop)
場(ボード)へ最初にオープンで配られる3枚のカードのこと。
ハンドとフロップで、ワンペアやツーペアなどポーカーの役ができているか、または、これからできるかどうか考えます。
ターン(Turn)
フロップの次に、場(ボード)へオープンで配られる1枚のカードのこと。
リバー(River)
ターンの次に、場(ボード)へオープンで配られる1枚のカードのこと。
場(ボード)に出るカードは、リバーで最後、合計5枚になります。
最後に、こちらでご紹介したカードやポジションをイラストで簡潔にご紹介すると下記になります。
プレイヤー全員で共有する場(ボード)に出るカードのことをコミュニティカードといいます。
上記の図解のように、コミュニティカードは、テキサスホールデムで最大5枚です。
ポーカーは、コミュニティカード配布ごとにラウンドが進みます。
- 1ラウンド:プリフロップ(ハンド2枚)配布
- 2ラウンド:フロップ(ボードへカード3枚)オープン
- 3ラウンド:ターン(ボードへカード1枚)オープン
- 4ラウンド:リバー(ボードへカード1枚)オープン
4つのラウンドごとに、ポーカーに参加するかおりるかのアクションをプレイヤーは選んでいきます。
ポーカーの用語集!【アクション編】
続いて、チップをかける、ゲームをおりるなどのアクションを1単語で表すポーカー用語を12個解説します。
他に置き換えがむずかしいポジションのみポーカー用語のまま説明してますので、後の見出しにあるポジション編を参考にしてください。
チェック (Check)
チェックは、チップをかけずアクションを終えることです。
チップをかけたプレイヤー全員のチップ額が同じとき、または、ベットした人がいないとき、チェックを選ぶことができます。
ベット(Bet)
ベットとは、チップをかけることです。
ブラインドポジションがはじめに支払うチップはベットにはなりません。
ラウンドで初めてチップをかけるときにベットを使います。
コール(Call)
自分より前にチップをかけたプレイヤーと同額のチップをかけることです。
コールばかりしているとコーラーとよばれることもあるので、脱初心者のためにポーカーの解説を読み解いて、後で解説するレイズ・フォールといったアクションも試してみましょう。
リンプ(Limp)
プリフロップで最初にコールすることです。
アンダーザガンとスモールブラインドのポジションでは、コールでゲームに参加してよいことになっています。
それ以外のポジションで最初にチップをかけるときは、後で解説するレイズを選んでください。
他に、リンプイン(Limp-in)と言う人もいますが、同じ意味で使われています。
レイズ(Raise)
他プレイヤーより多くのチップをかけることがレイズです。
プリフロップで最初にレイズするときのチップ額は、ブランイドの2~3倍を出します。
ただし、ベッドアクションで、コールではなくレイズを選ばないといけないターンもあります。
どういうときかというと、プリフロップでブラインド以降のプレイヤーがチップをかけずゲームから降り、自分のターンがまわってきたら、チップをかけるアクションはレイズです。
レイズの回数・最小額・最高額は、カジノごとにルールがあるので確認してください。
チェックレイズ(Check-Raise)
チェックした後に、レイズするとチェックレイズになります。
チップをかけたプレイヤーをはさんで、1人のプレイヤーがチェック→レイズの順番でチップをかけることです。
フォールド(Fold)
チップをかけず、ゲームからおりることをフォールドといいます。
ハンドが弱いとき、フロップで役ができないとき、他のプレイヤーの方がハンドが強そうだなと思ったときなど、ゲームからおりる決断をしたら「フォールド」です。
マック(Muck)
チェックできるターンで、ゲームからおりるとマックです。
チェックするとハンドをオープンしなければならないので、自分の戦略を知られないためにゲームから降りたいとき選ばれるアクションです。
また、プレイヤーがフォールドしたカードを伏せたまま集めて置く場所の名前もマックといいます。
スリーベット(3bet)
レイズしたプレイヤーより後でレイズするとスリーベットまたはリレイズです。
自分のターンより前にレイズした人がいないときはただのレイズ、自分のターンより前にレイズした人がいてレイズを選ぶとスリーベット(リレイズ)になります。
たとえば、1人目がベットし、2人目でレイズ、次にレイズを選ぶことをスリーベット(リレイズ)です。
ちなみにレイズが続くと、ベット→レイズ→3ベット(リレイズ)→4ベット(リリレイズ)→5ベット(リリリレイズ)になります。
※「リリリレイズ」と言う人はいません。()内の用語は、理解するイメージとして参考にしてください。
ドンクベット(Donk Bet)
ドンクベットは、ターンを無視してベットすることです。
ポーカーでは、前のラウンドで最初にレイズしたプレイヤーから、次のラウンドでベットアクションOKというルールがあります。
ドンクベットが有効なこともありますので、ゲームに参加して覚えていきましょう!
コンティニュエーションベット(CP・Continuation Bet)
最後にレイズしたプレイヤーが、次のラウンドでもベットすることをコンティニュエーションベットといいます。
これは、自分のハンドが強いという主張を他プレイヤーに示すアクションです。
ブラフ(=はったり)なのか、本当に強いハンドなのかといった心理戦要素もあるアクションで、他プレイヤーへプレッシャーをかけることができます。
オールイン(All-in)
ポーカーテーブルにある自分のチップを全てかけることをオールインといいます。
オールインするなら、チップを集めるている場所=ポットへ、全てチップを動かしてください。
オールインの後は、追加でかけることもゲームからおりることもできません。
オールインするということは、ショーダウン(ゲームの最後)まで残るということです。
ポーカーの用語集【ポジション編】
ポーカーでいうポジションとは、ポーカーテーブルの座る場所で決まる役やアクションターンの分かる場所のことです。
ポジションは、1ゲームごとに、時計回りで左隣にずれます。
ですから、ヘッズアップという1対1のポーカーゲームではない、または、途中でテーブルから降りない限り、自分にもまわってくるものです。
アンダーザガン・UTG(under the gun)
アンダーザガンは、ラウンドでベットアクション1番目のポジションです。
位置は、ビッグブラインドの左になります。
ポーカーではアンダーザガンは不利というのが定説です。
アンダーザーガンで最初にレイズを選んだら、次のラウンドでも最初にベットします。
アーリーポジション・EP(Early position)
アーリーポジションは、アンダーザガンとその左隣をまとめて呼ぶときに使うポジション名です。
ラウンドで最初にベットアクションをするポジションで、ブラインドの左になります。
参加人数の少ないゲームでは、アーリーポジションを数えないことも。
ミドルポジション・MP(Middle position)
ミドルポジションは、ディーラーの対面あたりのポジションのことです。
人数マックスのテーブルなら、アーリーポジションからカットオフの間3席がミドルポジションになります。
カットオフの右をハイジャック、その右隣をロージャックと呼ぶことも。
ポジション詳細は後ほどイラスト図解がありますので、そちらも参照にしてください。
レイトポジション(Late position)
レイトポジションは、この後で解説するカットオフとボタンをまとめたポジション名です。
位置は、ミドルポジションとブラインドの間になります。
フォールするときベットなしで降りられる最後のポジションです。
他プレイヤーたちのベットアクションを観察した後で自分のアクションを決めることができるので、有利なポジションとされています。
カットオフ(Cut off)
カットオフは、ボタンの右隣のポジションです。
ボタンの役がまわってくるのは、テーブルで最後のポジションになります。
ボタン・BTN(Button)
ボタンは、BTN・ディーラーボタン・ディーラーとも言われるポジションで、ブラインドの右でカットオフの左の席です。
ボタンポジションに、上の写真のような“ディーラー”というチップ状の目印が置かれます。
カードを配ってくれるディーラーのことではなく、プレイヤーの中でポジションを分かりやすくするためのボタンといったイメージです。
ゲーム毎に、この目印ボタンが左側へ1つずれて置かれ、時計回りに順番で役を回していきます。
ブラインド(Blind)
ブラインドは、ゲーム前にベット額を決めることとその強制参加ポジションのことです。
位置はボタンの左隣で、上記写真のような“SMALL BLIND””BIG BLIND”チップが置かれます。
ゲーム強制参加ポジションでもあるブラインドでは、フォール(ゲームからおりる)でも出したチップはもどりません。
続いて、スモールブラインドとビッグブランドの役割とポジションについて、それぞれ解説します。
スモールブラインド・SB(Small Blind)
スモールブラインドは、まず少額のベット額を示すポジションです。
位置は、ボタンの左で、ビッグブラインドの右になります。
アクションターンは、最後から2番目です。
スモールブラインドでコールするなら、ビッグブラインドが出した額との差額をベットして、同額にしてください。
ビッグブラインド・BB(Big Blind)
ビッグブラインドは、スモールブラインドの2倍のチップを出すポジションです。
位置は、スモールブラインドの左で、アンダーザガンの右になります。
アクションターンは、テーブル最後です。
ビッグブラインドでコールするなら最初に出したチップでできるので、追加チップを出す必要はありません。
最後に、ポジションのおさらいとして、イラスト図解で確認してみましょう。
ディーラーボタンを起点に、時計回りで左隣へポジションが代ります。
おおまかなポジション説明なら、ブラインド・アーリー・ミドル・レイトといった言い方で通じますし、BTN・SB・BB・UTG・COなどはポーカー解説でよく見る略語です。
ポーカーの用語集【その他基本用語】
ポーカーの流れ・アクション・ポジション関連用語が理解できたら、ポーカー解説本や実況説明などは、ぐんと分かりやすくなりますよ。
続いて、ポーカーをプレイするなら知っておきたいポーカー用語13個を解説です。
ブラフ(Bluff)
ブラフは、他のプレイヤーをだますアクションを選ぶことです。
特に、弱いハンドで強い相手をフォールドさせるため、ベットやレイズするときなどに使います。
フロップ・ターン・リバーといった場に出るカードに期待して、相手をゲームから降ろす目的があるならブラフです。
初心者では、ブラフを選ぶより、強いハンドでベット、弱いハンドでコールするといった基本的なことからアクションしていく方がベターとされています。
ドローイングデッド(Drawing dead)
どんなカードが場に出ても勝つことができない状態をドローイングデッドといいます。
これは相対的に語られる言葉なので、他プレイヤーのハンドが分かるときに「あのプレイヤーはドローイングデッドだ」となります。
ポーカーのテレビ番組や配信で解説者や視聴者には分かる状況です。
フロップで役ができていない、または、あと2枚でそろう可能性が0といった状態でベットするのも、ドローイングデッドの状況になります。
フリーロール(Freeroll)
フリーロールは2つの意味があるポーカー用語です。
1つ目は、同じ強いハンドをもっているプレイヤーの中で、よりリスクのないハンドをもつ状況をフリーロールといいます。
この場合、フリーロール側は、悪くても引き分け、場に出るカードがよければポッドのチップを獲得できる状況です。
他に、スポンサーがいて無料で参加できるトーナメントのことを、フリーロールということもあります。
ヘッズアップ(Heads-up)
ヘッズアップとは、プレイヤー2人でポーカーをプレイすることです。
他プレイヤーのアクションを参考にすることができないため、強いポーカープレイヤー同士の心理戦や戦略だよりのゲーム展開になります。
そのため、たまたまテーブルに2人だけ残るようなケース以外で、初心者がヘッズアップへ誘われることはありません。
ナッツ(Nuts)
ハンドと場にあるカードを合わせて、誰よりも強い役ができている状態をナッツといいます。
ポーカーで一番強い役はロイヤルストレートフラッシュなので、ロイヤルストレートフラッシュなら間違いなくナッツです。
ナッツフラッシュやナッツストレートといった、特定の役と合わせて使われることもあります。
この場合は、それぞれフラッシュができるナッツやストレートができるナッツといった意味です。
スーツ(suit)
スーツとは、トランプの4つのマーク(ダイヤ・ハート・クラブ・スペード)のことです。
「ロイヤルストレートフラッシュのスーツは?」と聞かれたら「ダイヤ」などと答えるイメージ。
続いて、同じスーツと違うスーツのときのポーカー用語は下記になります。
スーテッド(suited)
2枚以上のカードが同じスーツのときスーテッドといいます。
解説者が「彼のハンドは、キング、エース、スーテッド」と言っているのは、“彼はカードのマークが同じKとAのカードを手札にもってる”ということです。
オフスート(Off suit)
バラバラのスーツのときオフスーツといいます。
「キング、エース、オフスーツ」とは、“マークの異なるKとAのカード”という意味です。
キッカー(Kicker)
どの役にもならない、あまっているハンドがキッカーです。
強さが同じ役の勝敗判定に使われます。
たとえば、場のカードとハンドでキングのペアができているプレイヤーが2人いるとき、残ったハンドがAとJなら、ハンドにAのあるプレイヤーが勝つといった判定です。
アウツ(Outs)
ハンドと場のカードにプラスして「あのカードが来たら勝てる」というカードがアウツです。
アウツは、1枚しかないときと、何枚もあるときがあります。
ポーカーの勝敗を確率で考えるときに必要なポーカー用語です。
オッズ(Odds)
オッズとは、ハンドと場のカードにプラスして「あのカードが来たら勝てる」というカードが場に出る確率のことと勝てる確率のことです。
コール額が$○ならオッズに合う、アウツが場に出るオッズ、といった感じで使われます。
ポットオッズ(Pot Odds)
ポットオッズとは、ポッドにあるチップとそれを得るためにベットするチップ額から計算する確率のことです。
ポッドとは、場に集まっているプレイヤーがベットしたチップ総数のこと。
他プレイヤーをゲームから降ろしてチップを全部得るために、どれくらいチップが必要で、どれくらいリターンがあるのかを具体的にイメージするときに必要な考え方です。
スロープレー(Slowplay)
強いハンドのとき、弱いハンドのような印象を相手に与えて、他プレイヤーをゲームに参加させるアクションがスロープレーです。
ブラフと逆の考え方で、ハンドが強いのにコールやチェックを選び、消極的にチップをかけていきます。
「強いハンドだ!」と分かりやすくレイズするとおりる人が多くなるので、ポットを増やす戦略です。
弱いハンドのように振る舞い、ポットを増やし、ナッツで勝つというイメージになります。
ポーカーの用語集【豆知識編】
知らなくても問題なくポーカーできたり店側から説明されたりするポーカー用語もあります。
こちらの見出しでは、初心者でもよく耳にするポーカー用語を豆知識編として9個解説です。
バンクロール(Bank roll)
ポーカーをするための資金総額のことをバンクロールといいます。
バンクロールはポーカーに使う資金なので、生活費や必要経費と分けて管理するといった考え方です。
オンラインポーカーなら、アカウントに入金した総額のことをバンクロールといいます。
バイイン(Buy-in)
ポーカーに参加するため、最初に支払う参加費やチップのことをバイインといいます。
バイインを失ってまたチップを買うことはリバイで、リバイがOKな店、リバイ回数を制限している店などルールも色々。
バイインもリバイも、最小・最大額など設定は店・トーナメント・イベントによって異なるので、各ルールに従ってください。
バッドビート(Bad beat)
バットビートは、ハンドはよかったのに負けるといったポーカーゲームでの不運のことです。
ポーカーでは有利だと思ったけど負けることもあるので、こんなポーカー用語も生まれると言えます。
フィッシュ(Fish)
フィッシュは、へたなプレイヤーやチップをムダにたくさん失うプレイヤーを指すポーカー用語です。
日本語の“カモ(何かをだまし取る対象)”に近い意味合いで使われることもあります。
また、勝ち目がないのにコールやレイズを続けることをフィッシュプレイといい、フィッシュもフィッシュプレイもよい意味で使われることはありません。
レーキ(Rake)
店側が受け取る手数料をレーキ、または、レイク・チョップといいます。
プリフロップでゲームが終わったらノーレーキで、ポット総額が店側の指定額より多いときポットの5%ほどがレーキになるケースが多いようです。
レーキをディーラーが微収するシステムがカジノにあるということを覚えておきましょう。
キャッシュゲーム・リングゲーム(Cash game・Ring game)
チップをもっていたら参加できるポーカーゲームをキャッシュゲームまたはリングゲームといいます。
キャッシュゲームもリングゲームも同じ意味のポーカー用語です。
トーナメント以外のポーカーゲームは、キャッシュゲーム・リングゲームになります。
トーナメント(Tournament)
ポーカーのトーナメントとは、チップを失えば負けで、最後に1人残るまで続けるゲームのことです。
残った人が1位になり、その前に負けた人が2位で、一般的なスポーツのトーナメントと同じような使い方になります。
テル(tell)
ハンドが弱いときや負けそうなとき、プレイヤーがやってしまうクセのことをテルといいます。
無意識のテルもあれば、ハンドが強いのにテルを演じるプレイヤーも。
「あのプレイヤー、鼻をさわるのテルかな」といった感じで使います。
ティルト(Tilt)
ティルトとは、前のゲームやラウンドでチップをたくさん失って、感情的なプレイをしてしまう状態のことです。
誰もがブラフだと分かるアクションや弱いハンドでレイズしていると「あのプレイヤー、ティルト」となります。
英単語では傾く・突き出す・論争といった意味もあるTiltは、ポーカー用語では意味合いが違うようです。
ポーカーの用語を覚えて強くなろう!
ポーカー用語を覚えると、ポーカー解説の理解度はアップして、ポーカーゲームへの理解も進みます。
初心者なら、初心者講習やディーラーからレクチャーを受けて参加できる店はたくさんあるので、ポーカー用語を知らなくてもカジノでプレイは可能です。
ただ、ディーラーから教えてもらうとしても、ざっと単語を頭に入れておくと、よりゲームへの親和性は高まりますよ。
初心者でも自宅からはじめられるポーカー用語解読から、ポーカー入門してみてください!